「結局誰も救えなかった」 EDEN 〜It's an Endless World〜
漫画紹介第一弾
作者は遠藤浩輝。掲載雑誌はアフタヌーン。現在最新刊は12巻です。
今一番続きが読みたい漫画。ジャンルとしては近未来SF。
しかし、素人にはお勧めしない。でもあえて俺はこれをお勧めしちゃう。埋もれさせるにはあまりにもったいない。
大体どの小説や映画も漫画も、ハッピーエンドで終わる。悪者をやっつけたり、愛し合う二人が結婚したり。また普通、主人公が修行をして、強敵を倒せました。ぐらいの成功が随所にちりばめられている。そのせいで、どの漫画を読んでいても、何となく結果がわかってしまう。その結果、漫画に緊張感が失われた。
この漫画はそれが全くない。主人公の計画は今までことごとく失敗。ただ自分の手を悪に染めただけで誰も救うことなくもがき苦しんでいる。
そのため、SFにも関わらず圧倒的な現実感を持つ。僕にとっては人生は成功よりも失敗の連続だ。そのため、成功者を描いた作品よりも、失敗をして悩む主人公を描くこの作品に共感を覚えるのだ。
主人公エリヤはプロパテールと呼ばれる組織に狙われる少年。アンデスを自力で越えなければならないがある朝起きると見知らぬ連中(ノマドという傭兵部隊)に羽交い締めにされている。命を助けられる代わりにこの連中を車に乗せることに同意。
で、敵の砦を一つ突破したら、相手の軍隊がやってきてなんとかこれを撃退。無事に父の仲間に迎えに来てもらって助かる。
ここでノマドの人物の回想録を挟んでプロパテールに人質にされている母親と妹の救出作戦。失敗してボコられて倒れているところを娼婦ヘレナに拾われる。
ヘレナがとある騒動に巻き込まれて片目と片耳をつぶされ復讐を決意。決行するが関係者を殺しまくっただけで救いたかった人間は救えずこれまた失敗。
ヘレナと恋愛関係になるもあっという間にふられ、ヘレナが男と高飛びしようとしているところで殺され、また復讐。っと思ったら殺した奴が思わぬ大物と繋がっていてまたもプロパテールと戦うことに…
デロデロしているだけでちーとも面白そうじゃないし、ストーリーが複雑すぎて要約するのも大変でした。要約する意味がないというのはこういうことです。まぁ現物をじっくり読んでくれということです。
絵も綺麗で機械の書き込みもうまいし戦闘シーンのスピード感はピカイチです。コマ割りも映画的という評価を受けています。そんなことよりも重要なのは内容で、世界の不条理さは嫌という程かかれてますし、等身大の少年がいかに成長、というより大人になって汚れていくかを見るのはぞくぞくします。その上、ウイルスとか量子コンピュータとかサイボーグ化とか俺好みの話題がちりばめられててもう萌え萌えです。
漫画史的な観点から分析しますと、この漫画はエヴァンゲリオンなしには語れません。プロローグの疫病から生き残ったのは少年少女一人づつというところはエヴァのエンディングを暗示させるし、この少年にロボットを使って父親を殺させるとかどう見てもエヴァへのアンチテーゼです。(知らない人に補足するとエヴァの主人公はファザコンです)最近のストーリーのテーマになっているディスクロージャーウイルスを使って人類をすべて結晶化させようという設定もエヴァの人類補完計画を彷彿とさせます。エヴァの結末は僕には不満が残るものだったため、この作者には是非ともそれを超えるものを書いて頂きたいと思う。
作者は遠藤浩輝。掲載雑誌はアフタヌーン。現在最新刊は12巻です。
今一番続きが読みたい漫画。ジャンルとしては近未来SF。
しかし、素人にはお勧めしない。でもあえて俺はこれをお勧めしちゃう。埋もれさせるにはあまりにもったいない。
大体どの小説や映画も漫画も、ハッピーエンドで終わる。悪者をやっつけたり、愛し合う二人が結婚したり。また普通、主人公が修行をして、強敵を倒せました。ぐらいの成功が随所にちりばめられている。そのせいで、どの漫画を読んでいても、何となく結果がわかってしまう。その結果、漫画に緊張感が失われた。
この漫画はそれが全くない。主人公の計画は今までことごとく失敗。ただ自分の手を悪に染めただけで誰も救うことなくもがき苦しんでいる。
そのため、SFにも関わらず圧倒的な現実感を持つ。僕にとっては人生は成功よりも失敗の連続だ。そのため、成功者を描いた作品よりも、失敗をして悩む主人公を描くこの作品に共感を覚えるのだ。
主人公エリヤはプロパテールと呼ばれる組織に狙われる少年。アンデスを自力で越えなければならないがある朝起きると見知らぬ連中(ノマドという傭兵部隊)に羽交い締めにされている。命を助けられる代わりにこの連中を車に乗せることに同意。
で、敵の砦を一つ突破したら、相手の軍隊がやってきてなんとかこれを撃退。無事に父の仲間に迎えに来てもらって助かる。
ここでノマドの人物の回想録を挟んでプロパテールに人質にされている母親と妹の救出作戦。失敗してボコられて倒れているところを娼婦ヘレナに拾われる。
ヘレナがとある騒動に巻き込まれて片目と片耳をつぶされ復讐を決意。決行するが関係者を殺しまくっただけで救いたかった人間は救えずこれまた失敗。
ヘレナと恋愛関係になるもあっという間にふられ、ヘレナが男と高飛びしようとしているところで殺され、また復讐。っと思ったら殺した奴が思わぬ大物と繋がっていてまたもプロパテールと戦うことに…
デロデロしているだけでちーとも面白そうじゃないし、ストーリーが複雑すぎて要約するのも大変でした。要約する意味がないというのはこういうことです。まぁ現物をじっくり読んでくれということです。
絵も綺麗で機械の書き込みもうまいし戦闘シーンのスピード感はピカイチです。コマ割りも映画的という評価を受けています。そんなことよりも重要なのは内容で、世界の不条理さは嫌という程かかれてますし、等身大の少年がいかに成長、というより大人になって汚れていくかを見るのはぞくぞくします。その上、ウイルスとか量子コンピュータとかサイボーグ化とか俺好みの話題がちりばめられててもう萌え萌えです。
漫画史的な観点から分析しますと、この漫画はエヴァンゲリオンなしには語れません。プロローグの疫病から生き残ったのは少年少女一人づつというところはエヴァのエンディングを暗示させるし、この少年にロボットを使って父親を殺させるとかどう見てもエヴァへのアンチテーゼです。(知らない人に補足するとエヴァの主人公はファザコンです)最近のストーリーのテーマになっているディスクロージャーウイルスを使って人類をすべて結晶化させようという設定もエヴァの人類補完計画を彷彿とさせます。エヴァの結末は僕には不満が残るものだったため、この作者には是非ともそれを超えるものを書いて頂きたいと思う。

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